【損してた】海外でクレジットカードは意外と手数料が高い!半分以下にする方法を解説
海外でクレジットカードを使う…ごくごく当たり前のことです。
筆者もなんの気なしに普通にクレジットカード決済をしていましたが、
めちゃくちゃ手数料を取られている事実に気付きお金を無駄にしない支払い方法を調べました。
もちろんいざという時はクレジットカードが必要な場面もありますが、手数料を考えると飽くまでいざという時だけにした方が良さそうです。
ちなみに今回調べた最良の方法だと手数料をクレジットカードの1/10以下に抑えられます(高還元率のカードと比べても半分以下とか)。
海外でクレジットカードを使っている方は劇的に無駄な出費が減るので読んでみてください◎
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もくじ
・そもそもなぜ海外でクレジットカードを使うのか
・クレジットカード決済でかかる手数料
・クレジットカードの手数料削減版=マネパカード
・マネパカード決済でかかる手数料
・クレカとマネパの実際の手数料比較
・海外で手数料最安の支払い方法(結論)
・マネパカード利用の準備方法
・マネパカード盗難に備えた設定
・海外でいざという時の高還元率クレジットカード
・まとめ
そもそもなぜ海外でクレジットカードを使うのか
手数料高いならクレジットカードじゃなくて現金でよくない?という人もいるかもしれないので明確にしておきます。
断言しますがクレジットカード
理由は2点。
・現金は盗難時の補償がなくて危険だから
・現金を外貨両替するよりも手数料が安いから
他にもショッピング保険がついているなど色々メリットはありますが大切なのは上記2点です。
冒頭でクレジットカードの手数料は高いと言いましたが、それでも現金を両替するよりは格段に安いのですよね。
安全面、費用面から考えても現金ではなくクレジットカード的なものを持つ必要ありです。
クレジットカード決済でかかる手数料
しかしです。
カードを出すだけで支払い完了なのであまり気に留めませんが、クレジットカード払いは実は結構な手数料が含まれています。
海外でクレジットカード決済をした時に実際に支払う金額は次のように計算します。
支払い金額=品物代金×基準レート×外貨取扱手数料
よくわからないと思うのでそれぞれ少し解説しますね。
品物代金
これはそのままです。自分が買ったモノやサービスの代金ですね。
基準レート
日本で買い物をする時は価格表記も使用する通貨も”円”ですが、海外では現地通貨での表記ですよね。
支払いは日本円なので通貨を揃える必要がありますが、この揃える作業で基準レートを使います。
普通の為替レート(ユーロ レートとかで検索すると出てくる1ユーロ=129.10円みたいなあれです)は常に値動きして使いづらいので、1日ごとに基準レートを決めて対応しているのです。
基準レートはそれぞれのカードブランドが独自に定めていて、自分が使ったカードがVISAならVISAの基準レートが、MasterCardならMasterCardの基準レートが適用されます。
ちなみに基準レートは使い勝手をよくするためと見せかけて少し手数料も乗っております…。
現地通貨払いの場合、上記のようにカード会社がきちんと透明性が高い方法で日本円に計算し直して請求が届きます。
しかしたまに現地通貨か日本円かと支払い通貨の選択肢を与えられた時に日本円を選択すると、店が決めた独自のレートで計算されてしまいます。
法外なレートを設定している店も多く無駄な出費以外の何ものでもないので、必ず現地通貨払いにしましょう。
外貨取扱手数料
カード会社により”為替手数料”だとか”海外事務手数料”だとか呼び名が違いますが、要するに海外使用により発生する手数料です。
これが高い!
外貨取扱手数料はカード会社×カードブランドの組み合わせで決まります。
海外で使いやすいVISA、MasterCardの2大カードブランドは基本的にどのカード会社でも1.63%です。例外はありますが(三菱UFJニコス×VISAは2.16%とか)。
これ、よく考えるとすごくないですか?毎回の買い物で自動的に1.63%乗せられているんです。
筆者はよく肉まん換算するのですが、1万円の買い物をするたびに163円、つまり肉まん1.5個分のお金を失っていたのです…。
今までの海外利用で一体いくつの肉まんが消えたかは計算したくもないですが、知らず知らずに結構な金額になっているということはおわかり頂けるはずです。
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クレジットカードの手数料削減版=マネパカード
現金は危ない、しかしクレジットカードではかなりの肉まんを食いつぶす手数料。
どうにかするために調べあげ、これが最善と言える支払い手段を特定しました。
それがマネーパートナーズのManepa Card(マネパカード)です。
実際に日々フランス生活の中で使用していますが、本当に作ってきてよかった〜と実感しています。
この後の説明を理解しやすくするためにサクッとマネパカード利用の流れを見ておきましょう。
マネパカードとマネーパートナーズFX両方の口座をつくる(同時に開設可能)
→日本の銀行口座のお金をFX口座に入金
→外貨両替する
→マネパカードにチャージ
→現地のお買い物で決済
図で整理してみました、こんな感じです。
クレジットカードと違い上記の事前準備が必要ですが、いつもの銀行口座にお金があればスマホやPCを使い手元で全てのステップを完了できるので簡単です◎
少しややこしいのですが、実はマネーパートナーズFX口座とマネパカード口座では外貨両替時の手数料がまったく違います。
マネパカードの単体利用では高還元率のクレジットカードに勝てない場合も多々あり旨味が少ないのですが、
外貨両替までのステップをFX口座で済ませることにより圧倒的に手数料を減らせます。
クイック入金という方法なら銀行口座からFX口座への入金手数料すら無料!
ちなみにFX口座といってもFXに挑戦するわけではないのでご安心を。
マネパカード決済でかかる手数料
マネパカードでの実際の支払い金額の計算を見てみましょう。
支払い金額=品物代金×(為替ASKレート+外貨両替手数料)
こちらもよくわからないと思うので詳しく見てみましょう。
少し難しいですが、とにもかくにも要はクレジットカードより断然手数料が安いということです◎
為替ASKレート
リアルタイムのFXの買いレートです。
が、そういっても謎だと思うので先ほどのクレジットカードでいう基準レートにあたるものと思っておいてください(ただし基準レートと違い常に変動しています)。
ちなみにクレジットカード利用時の基準レートよりも普通の為替レートに近く、ほぼ手数料は乗せられていません。
外貨両替手数料
クレジットカードの外貨取扱手数料に当たるものと考えてください。
クレジットカードでは%で決められていた手数料ですが、マネパカードでは固定の金額。
為替ASKレートに外貨両替手数料として固定金額(1通貨あたり20銭=0.2円)の上乗せだけで日本円から外貨に両替できます。
例えば為替ASKレートが1ユーロ=100円の時、1ユーロに両替するのに100.2円を支払えばよいということですね。
クレジットカードと比較しづらいため%に直すと、1ユーロ=125円の場合0.16%相当の手数料ということです。
クレジットカードでは1.63%取られていましたから1/10以下という驚異的な安さ…!!
仮に1ユーロ≒12円の超超円高になって初めてクレジットカードと同じ手数料率です笑(多分その日はこないでしょう)
現地で現金が必要になった場合、上記2つの手数料に加えてATM手数料1.75ユーロでマネパカードを使い引き出すことも可能です。
現金入手方法はクレジットカードのキャッシングが最安と言われますが、だいたい同じくらい(ただし少額ならキャッシングの方が安いです)。
マネパカードの場合は繰上げ返済など気にする必要がないので楽だし安心です。
キャッシングは知らずにリボ払いになってていてものすごい手数料になっていたりするので…。
ちなみに1.75ユーロのATM手数料はマネパ側の手数料のことで、それに加え現地のATM手数料がかかる場合がありますがこればかりはATMを使うまでわかりません。
筆者は2回引き出し経験ありでそれぞれ別のATMでしたが、現地ATM手数料は無料だったようで何も引かれていませんでした◎(たまたまかも?)
2019年3月16日(土)から、外貨両替後の外貨をFX口座からマネパ口座に振替えるのに1%の外貨受入手数料が発生することになりました。
コツコツ書いていて悔しいのでこの記事は公開しますが笑、マネパカードは大幅にお得感が薄れます。
還元率が普通のクレジットカードよりはまだお得ですが…非常に残念ですね。
【追記】と思いきや今まで0%だった海外利用のキャッシュバックも1%に改定されるので±0、やっぱりマネパカードはお得なままです!
いち利用者として、素直によかった!笑
改定の適用開始日がそれぞれ違うのと、海外ATM引出しはキャッシュバック対象外ということにだけ注意です。
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クレカとマネパの実際の手数料比較
ここまでの内容を踏まえて、クレジットカード(VISA)とマネパカードでそれぞれ1000ユーロの海外決済をした場合の手数料を比較してみましょう。
2019年2月21日現在のレートです。(クレジットカード決済の場合、数日後の基準レートが適用されますが今回は比較のため利用日当日のレートで計算しています)
クレジットカード:
マネパカード:
このように差額2435円でマネパカードが断然お得でしたが、先述の手数料改定により1000ユーロに対して1%の外貨受入手数料(≒1255円)がかかるようになるので
差額は約1180円まで縮まってしまいます。(2019年3月16日から)
こうなると還元率が1%程度のクレジットカードには負けますね。
【追記】海外利用に対してのキャッシュバックも0%→1%に改定のため、実質差額2435円でマネパカードが断然お得なままです!
クレジットカードでこの差額を埋めるとなると還元率が2%近くないと無理なレベルですね。
海外で手数料最安の支払い方法(結論)
・基本的にはマネパカード
・ホテルのデポジットなど、いざという時だけ高還元率クレジットカード
日常的な支払いをマネパカードにするだけで、知らず知らずのうちに乗せられていた高い手数料から解放されます◎
ショッピングや外食が好きな人や長期滞在する人は特に、利用金額が大きいのでクレジットカード手数料との差がさらに広がります。
ただ、タクシーやホテルのデポジットなどマネパカードが使えない場面もあるのでクレジットカードも必携です。
海外でいざという時の高還元率クレジットカード(本記事後半に飛びます)
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マネパカード利用の準備方法
以上を踏まえて絶対持っておくべきと判明したマネパカードの準備手順を解説します。
マネパカード口座を開設
下記のページから申し込めます。
申込み時に
・本人確認書類(免許証、パスポートなど)
・マイナンバー(通知カード、マイナンバーカード、マイナンバー付き住民票のどれか)
が必要なので手元に準備しておくとスムーズです。
海外に行く日にちが決まっている人は早めに申し込むのが安心、マネパカードは最低2週間はみた方がよいです。
筆者の場合は12/19に申込み→12/20審査完了→12/28にカードが届きました。10日程度ですね。
ちなみに本人でなくても受け取れます。
マネーパートナーズFX口座を開設
おさらいになりますがマネパカード単体ではお得感が薄いので、FX口座経由で入金や外貨両替をします◎(FX取引なし)
マネーパートナーズFX口座とマネパカード口座の紐付けはマネーパートナーズが自動的に処理してくれるので、私たちはそれぞれの登録を済ませればOKです。
上記マネパカードを申し込む時に合わせてマネーパートナーズFX口座も開設できるようになっています。
FX口座は数日で開設が完了します◎
マネパ会員ページにログイン
カードと一緒に口座番号とログイン用のパスワードが送られてくるはずなので、受け取ったらすぐにログインしてみます。
マネパ口座とFX口座の両方を開設している場合は、FXの方でログインします。
FX口座にクイック入金
普通に振込でも入金できるのですが、入金手数料無料な上に即時反映のクイック入金がとても便利でオススメです。
会員専用ページにログインすると、”入出金振替メニュー”内に”クイック入金”という項目があるのでクリックします。
するとこのようなページに移るので、
1.自分が利用する金融機関を選択
2.パートナーズFX/受入証拠金を選択
3.金額を設定(1万円以上1円単位)
この3つを埋めたら赤い”クイック入金確認”ボタンを押します。
利用金融機関のページに飛ぶので、最後まで手続きを完了しましょう。
これで選択した普段の銀行口座からFX口座に入金されました◎
外貨両替をする
日本円のままでは海外で使えないので、使う予定の通貨に外貨両替します。
両替可能時間は要確認ですね。
先述の通り、FX口座で外貨両替をすれば両替手数料は1通貨あたりたったの0.2円で済みます◎
FX口座会員専用ページにログイン後、”旧WEB取引画面(両替)”をクリックします。
すると新規タブで取引ページが開くので”口座照会・両替”をクリック、さらに”外貨両替”をクリック。
外貨両替の説明下にある”次へ(外貨両替手続き画面へ)”ボタンをクリックすると取引画面になるので下記の通りに入力します。
・元通貨は日本円(金額は入れない)
・受け取り通貨は使用予定の通貨(金額を入れる)
・”次へ”をクリック(押した瞬間のレートが適用される)
日本円の方に金額を入力すると端数が出てしまいそれは受け取れないので、必ず受け取り通貨の金額を指定します。
レートはすぐ上に表示されていて常に上下していますが、”次へ”を押した瞬間のレートが適用されます。
少しでもいいレートで…!と追求しすぎるとかなりの時間が過ぎるので笑、ある程度納得できるレートで押してしまいましょう◎
押すと
・支払い金額(日本円)
・受け取り金額(受け取り通貨)
・両替レート(“次へ”ボタンを押した瞬間のレートに外貨両替手数料の0.2円が足されたもの)
この3つが表示されるので、確認できたら”外貨両替実行”を押して完了です。
いつまでも押さないでいると先ほどのレートが時間切れで無効、やり直しになるので注意です。
下の写真の場合はレートが124.916なので、ASKレートが124.716の時に”次へ”ボタンを押したようですね。
円高の時にまとまった金額を両替しておくこともできます◎(その後さらに円高になるという悔しい展開も無きにしもあらずですが…笑)
クレジットカード決済の場合は先述の通り数日のタイムラグののち適用レートが決まりますが、マネパカードは自分で外貨両替した瞬間のレートだと初めからわかっているので安心です。
マネパカード取扱い以外の通貨を使用した場合、クロスボーダー手数料として利用額の3%がかかります(米ドル残高から引かれます。2019年3月17日(日)利用分から2%)。
マネパカードにチャージする
外貨両替が完了して無事使いたい通貨を手に入れられました。あとはマネパカードにチャージすれば使えます◎
またもFX口座ログイン後の画面で”入出金振替メニュー”内の”振替・移動”をクリック。
遷移後の画面で1〜3の3ヶ所を下のように選択、入力します。
1.振替・移動元:パートナーズFX/受入証拠金
2.振替・移動先:Manepa Cardへ資金移動(未チャージまたはチャージ済のどちらか好きな方)
3.振替・移動の通貨選択と金額:文字通り、移動させたい通貨と金額
2は未チャージを選択すると、マネパカード口座に資金移動はされますが使うことはできません。
チャージ済を選択すると、マネパカードで決済できる準備万端の状態になります。
3つを入力したら”振替・移動確認”ボタンを、次のページで”振替・移動実行”ボタンを押せば完了です◎
おつかれさまでした、これでマネパカードを使用できます!文章と写真で見ると長いですが実際やってみると簡単です。
ちなみにFX口座からマネパカード口座への資金移動(未チャージ、チャージ済問わず)も
マネパ口座内の未チャージからチャージ済への資金移動のどちらも手数料はかかりません。
※先述のとおり、残念ながらFX口座からマネパ口座への外貨振替は2019年3月16日(土)から外貨受入手数料1%がかかることになりました。
未チャージ↔︎チャージ済み間は無料です。
そのため、チャージしっぱなしにしておくのが心配であればとりあえず未チャージにしておいてあとでチャージしてもOKです。
その時は1で”預かり残高(未チャージ)”を、2で”利用可能残高(チャージ済)”を選択。
もちろん未チャージ残高の一部だけチャージすることも可能です。
マネパカード盗難に備えた設定
マネパの弱点は盗難ですが、きちんと設定方法を知って備えれば大丈夫です◎
FX口座会員ページにログインしたらManepa Cardボタンをクリック。
そして画面上部のカードマークを押すと利用停止/再開の設定ページになるのでここで切り替えることができます。
カードを停止状態にすると、画面上部のカードマークも緑ではなく赤になります。
盗難に気付き上記の通りスマホでロックをかければ、その時点の残高が補償されます。
使われてしまった金額は補償されないので盗難後に放置しないようご注意を!
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海外でいざという時の高還元率クレジットカード
マネパカード最高ですが残念ながら使えない場面もあるため、クレジットカードとの両刀必須です。
今回は出費を抑えることに主眼を置いているため、年会費無料で海外旅行にぴったりな特典ありのクレジットカードのみピックアップしました。
ラウンジ利用などの特典がほしい人は別途、有料カードを探してみてください◎
booking.comカード
booking.comでの宿泊が実質16%オフとものすごくお得になるので、ホテル利用が多い人には最高です◎
海外旅行保険は300万円自動付帯ですが、本カードを利用すれば最高2000万円の補償になります。
・年会費:無料
・還元率:1%(自動キャッシュバック。カード専用サイト経由のbooking.com宿泊予約は6%!)
・海外旅行保険:一部自動付帯
・特徴:入会特典としてBooking.comの上級ステータスにアップグレード(先着5万名、達した時点で終了。宿泊費10%オフなど)
REX CARD
年会費無料なのに通常還元率1.25%と高還元。
海外旅行保険は最高2000万円で完全に自動付帯です。
・年会費:無料
・還元率:通常1.25%(JACCSモール経由のネットショッピングは1.75%〜13.25%)
・海外旅行保険:自動付帯
・特徴:還元率が高く、カードを使わなくても海外旅行保険が付帯
まとめ
・海外で当たり前にクレジットカードを使うのは損!何気なく高い手数料を払っている
・マネーパートナーズFX口座に入金、外貨両替を済ませれば破格の手数料でマネパカード決済可能
・基本はマネパカード、必要時のみクレジットカードと両者使い分けで無駄な手数料をカット
以上、海外でクレジットカードが意外と損な根拠ともっとも手数料を抑える支払い方法でした!
本記事が海外旅行や長期滞在をよりよく過ごす手助けになると嬉しいです。
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